室内から外が見えて、外から室内が見えない窓ガラスフィルム!?
『室内から外が見えて、外から室内が見えないフィルムはありますか?』これはよくあるご質問です。これには誤解がないように説明が必要です。
詳しく解説します。
よくある質問
- 『外から見えないが室内から見える』そんな窓ガラスフィルムってありますか?
- ご近所の視線が気になるけど室内から外が見たい。そんなフィルムってありますか?
- 中から外が見えて、外から中が見えないフィルムってありますか?
目隠しフィルムのタイプ
刑事ドラマで見かける隣の部屋の窓から取調室を覗いてるシーンがあります。あれはマジックミラーというもので取調室からは隣の部屋が見えないようになっています。マジックミラーと呼ばれますが実際には『ミラー調フィルム』を採用しています。
これを一般の生活で考えますと室内から外を見る場合は、外の景色を見ることができます。反対に外から室内を見た場合は、窓は鏡のようになり室内が見えないようになるのが『ミラーフィルム』です。
この『ミラーフィルム』は文字の通り「鏡のフィルム」です。夜になると逆転現象がおきて、室内から外を見ると窓が鏡のようになってしまいます。外からは室内が見える状況になります。
イメージとしては鏡貼りのオフィスビルを想像してもらうと理解いただけるかと思いますが、つまりマジックミラーのフィルムは昼夜、見え方が逆転するということです。
ミラーフィルムには【デメリット】がある
ミラーフィルムにはしっかりとしたデメリットがあります。まずミラーフィルムはだいたい色の濃いフィルムです。可視光線透過率が50%以下のフィルムが多いために施工すると光の侵入が抑えられお部屋全体が暗くなる要素があります。
またミラーフィルムは、夜になると窓が鏡のようになるので窓が鏡のようになるのが『嫌』という声もあります。(夜はカーテンを閉めるから大丈夫という声もあります。)
そして一番のデメリットは近隣住民からの苦情です。お隣さんや近隣住人からの「まぶしい」との苦情が寄せられる可能性もあります。ご近所へ気を使われる方はミラーフィルムを採用されませんが、そんなの大丈夫だから気にしないよという方は採用されたりします。
- お部屋が暗くなる要素
- 夜、窓が鏡になる
- お隣さんの苦情
ミラーフィルムの【ラインナップ】
ミラータイプのガラスフィルムとして3Mジャパンでは、主にシルバー15X、シルバー18、シルバー35、シルバー35Xなどがあります。
これらの18、15といった数字は可視光線透過率を表しています。可視光線透過率は室内に入る明るさの指標になります。
これが50%以上であれば、透明感が強くお部屋が暗くなる感じがなくなります。可視光線透過率15%のシルバー15Xを窓に貼った場合、内部の照明の具合に関わらず、ほぼ外から中は見えない状態です。
- シルバー15X
- シルバー18
- シルバー35
- シルバー35X
- シルバーグリーン15
- シルバーブルー10
当社がオススメする【目隠しフィルム】の提案
目隠しが必要となる窓ガラスフィルムは、外壁の窓の他に「部屋と部屋の間に設置される窓」、「廊下に面する窓」、「部屋の中のパーティション」などがあります。何もミラーフィルムだけが目隠しフィルム方法ではありません。
当社では目隠しフィルムの対策として『ミラーフィルム』の他に、すりガラス風の目隠しフィルム『フロストタイプ』をご提案したり、室内側からの反射を抑え、夜間のガラス越しの景観を美しく保つ『ナイトヴィジョンフィルム』をご提案したりしています。
まずフロストタイプは「すりガラス」「曇りガラス」のことです。内部からも外部からも向こう側の様子が見えない状態となります。しかし内部からの視界を確保したいという場合が多いと思いますので、その場合は目線に合わせてフィルムの高さを調整したり、グラデーションフィルムならすりガラスが段々透明へといった高さ調整ができることで窓ガラスをお洒落に演出できます。
さらに3M製品、NV(ナイトヴィジョン)なら室内側からの反射を抑え、室外側からはミラー調の外観によって昼間のプライバシーを確保します。
まずは製品カタログ・製品サンプルを取り寄せ
大きくは3つの目隠し方法をご紹介しました。この『外から見えないが室内から見える』の為に、どれを選択するか?は大変悩む方が多くおられます。そのため、まずは製品カタログ・製品サンプルからの取り寄せをオススメします。
また専門家へご相談するなどの行動の中で、採用を進めるかどうか?を検討いただければと思います。
参考提供:スリーエムジャパン 様
http://www.mmm.co.jp/cmd/3mfilmnews/scotchtint/how-to-column/2015090701.html