遮熱フィルム・遮光フィルムの特徴
- 優れた遮熱性能
- 窓際を快適に、省エネ効果も
- 室内の温度を上昇させる近赤外線を90%以上カット
- 商品や製品の日焼け防止を目的とした紫外線を99.9%以上カット
- 地震などの飛散防止による安全面対策
3M製品 スコッチティント™ 窓ガラスフィルム
窓にガラスフィルムを貼るだけで赤外線・紫外線をカットして、さらに遮熱効果を持つフィルムです。窓は室内外で「熱」の出入りが多い部位です。日中強い日差しが当たる南向部屋はもちろん午後、太陽高度の低い西日部屋、陰になりにくい高層ビルの窓も遮熱が求められます。
遮熱は日差しによって室内の温度が上がることを防ぐ性能のこといいます。快適な室温を保つために【遮熱ガラスフィルム】が快適性、省エネ性を実現します。
遮熱フィルム・遮光フィルム、スモーク5(RE5SMAR)
3M製品、スモークフィルムは反射を抑えた透明性と日射に対する高い遮熱性を併せ持つ【遮熱フィルム】です。ガラスの透明感を損なわずに真夏のジリジリ焼ける不快な暑さをカットする機能性を持ちます。
冷房の設定温度を上げても快適に過ごせるので省エネ対策にも効果があり、ガラス飛散防止性能や紫外線カット効果などの機能性を合わせ持つ優れたフィルムです。
身近でイメージしやすいのは「車のフィルム」です。そのほとんどが「スモークフィルム」が貼られています。外からは見えにくく、中からは見えるといったスモークフィルムです。
種類はスモーク5・スモーク20・スモーク35とありますが数字が大きい程、フィルム濃度は薄く、数字が小さい程フィルム濃度が濃くなります。さらに3M製品のスモークフィルムは、多くのカーフィルムのディーラーや整備工場で採用されています。
製品仕様:スモークフィルム(遮熱効果)
名称 | 製品番号 | フィルム 全厚(μm) |
遮蔽係数 | 日射反射 | 可視光線 透過 |
紫外線 透過 |
3M | スモーク5(RE5SMAR) | 36 | 0.57 | 7 | 3 | 0.0 |
3M | スモーク20(RE20SMAR) | 36 | 0.64 | 8 | 22 | 0.6 |
3M | スモーク35(RE35SMAR) | 36 | 0.69 | 9 | 41 | 0.4 |
製品仕様欄で確認する箇所は遮蔽係数です。見方は太陽の暑さを100とした場合、【スモーク5(RE5SMAR)】の遮蔽係数が0.57ということで熱を43%吸収してくれますので体感温度を約6割にするというフィルムです。可視光線透過率が50以下の為、お部屋が暗くなるデメリットもあります。
紫外線・遠赤外線の対策性能
窓のガラスフィルムは床の日焼けや肌トラブルの原因となる紫外線を99.9%以上カットします。室内にある什器や備品、棚や本、商品や製品の日焼け防止を目的に紫外線対策として女性や小さなお子様のデリケート肌にもオススメです。
※本の色あせの要因には紫外線以外にもありますので、色あせを完全に防ぐものではありません。
飛散防止による安全対策
窓のガラスフィルムを貼ることで割れたガラス破片が飛散することはありません。
誤ってガラスを割ってしまってもガラスの破片が飛び散ちることがなくお子様の安全面に適しています。
どのような方が遮熱フィルム・遮光フィルムを選ぶのか?
遮熱フィルムスモーク5は法人様から選ばれるフィルムです。戸建・マンションでは、まず選ばれません。法人様の場合は工場、作業場、倉庫などの暑さ対策として貼ることが多くあります。事務所に貼って欲しいというニーズもありますが、お部屋全体が暗くなる要素もありますので、この辺りは判断が必要です。
遮熱フィルム・遮光フィルムの設計施工価格
メーカー側ではどなたでもインターネットから「設計施工価格」を確認することができます。メーカー側の標準価格は材工共通の価格帯になっています。後は実際に施工する施工店に対して「設計施工価格」をどこまでディスカウントできるか?を相見積する必要があります。
スモーク5(RE5SMAR):¥12,000[材工共]/㎡
スモーク20(RE20SMAR):¥12,000[材工共]/㎡
スモーク35(RE35SMAR):¥12,000[材工共]/㎡
どのような窓に遮熱フィルムは施工できるの?
窓ガラスによって貼り付けできるフィルムと貼り付けができないフィルムがあります。判断が付かない場合は専門家へお尋ねするとよいでしょう。
フロートガラス:○
一般的に使用されている窓ガラスで、透明かつ表面が平らでツルツルしています。
厚みは3mmや5mmのものがほとんどですべても窓ガラスにフィルムの貼付けができます。
型板ガラス(凹凸のある窓ガラス):△(専用フィルムのみ)
だいたいは内側の片面に凹凸のあるガラス窓で、これらには「型板ガラス専用」の窓フィルムを施工する必要があります。
この窓に関しては製品の種類が限られていますので専門家にご相談する方がよいでしょう。
すりガラス:△
型板ガラスに似ていますが表面は凹凸ではありません。ザラザラとしています。フィルム施工はできますが品質上オススメではありません。
網入りガラス:△
ガラスの中に鉄線が入った窓ガラスです。構造上、フロートガラスに比べて6割ほどしか強度がありません。その為、必ずではありませんが日射吸収率の高いフィルムを貼ると熱割れが起きるリスクもあります。
複層ガラス:△
複層ガラスはガラス内に空気の入った窓ガラスです。これも必ずではありませんが日射吸収率の高いフィルムを貼ると熱割れが起きるリスクがあります。
遮熱フィルム・遮光フィルムの施工イメージ
提供:株式会社 水登社 様 http://www.suitousha.com/
提供:有限会社 堀越精工 様